はい、あります。Outloud Readerで教科書のページを撮影すると、文字が認識され、自然な声で読み上げられます。読み上げ中のフレーズは画面でハイライトされるので、耳で聴きながら目で追うことも、画面を見ずに聴くだけにすることもできます。入力もコピーも要りません。撮るだけです。
どんなときに便利か
教科書は「読む」ものと思われがちですが、耳で聴いたほうが頭に入る場面は意外とあります。
- 通学の電車やバスの中。前の晩に撮っておいたページを、移動時間に聴き返せます。
- 暗記の確認。歴史の流れや理科の説明文のように、文章で覚える部分を声で聴くと、どこが抜けているかに気づきやすくなります。
- 目が疲れたとき。長く読んだあとは、聴くほうに切り替えて休ませられます。
- 英語の教科書。本文の発音とリズムを、お手本の声で何度も聴けます。
撮ってから聴くまで
- 新しいブックを作る。「カメラ」でその場でページを撮るか、「写真」で撮影済みの写真を選びます。
- ページを撮る。アプリが写真の中からページを見つけて切り取ります。枠は直せますし、写真のまま使うこともできます。写真1枚が1ページで、続けて撮れば1回の取り込みに最大50ページまで入ります。
- 言語と声を選ぶ。ページと同じ言語を選べば印刷されたとおりに、別の言語を選べば先に翻訳してから読み上げます。声は女性か男性から選びます。
- 「作成」をタップして再生。少し待つとブックができあがります。再生を押すと、読んでいるフレーズが光ります。
試験前の聴き方
ただ流すだけでなく、アプリの機能を使うと復習らしくなります。
- 速さを変える。0.5倍から1.25倍まで調整できます。知っている部分は速く、難しい部分はゆっくり聴きます。
- 同じ文を繰り返す。覚えたい一文を、最大5回まで繰り返せます。
- テキストを隠して聴く。先に耳だけで内容を思い出してから、隠した文字を長押しで確かめる使い方ができます。
光合成は、植物が光のエネルギーを使って、水と二酸化炭素からでんぷんなどをつくるはたらきである。
たとえばこんな一文を撮影して、声に出して聴き、あとで自分の言葉で言い直してみます。答えを見る前に口に出すと、理解があいまいなところがはっきりします。
使い方の例:試験の一週間前
試験まで一週間、範囲は教科書20ページ分としましょう。日曜の夜に最初の4ページを撮影して、ひとつのブックにします。月曜は登校の電車でそのブックを通して聴き、帰りは覚えきれなかったところだけを聴き返します。火曜は次の4ページで同じことを繰り返します。金曜には小さなブックが5冊ライブラリに並び、教科書を開かなくてもどれでも再生できます。
こうして範囲を短いかたまりに分けると、「この単元は3回聴いた」「ここはまだ1回」と自分の進み具合がわかります。難しい箇所があったブックは、その部分だけ聴き直せます。
英語の教科書なら、二段階の使い方もあります。まず英語のまま聴いて発音と区切りに慣れ、次に同じページを日本語に翻訳して作り、内容を確かめます。先に音、あとで意味、という順番です。
きれいに読ませるコツ
- ページは平らにして、行がまっすぐになるように撮ります。
- 自分の影やページの影が文字にかからない明るさで撮ります。
- つやのある紙は反射で文字が隠れるので、角度を変えて光が逃げる位置で撮ります。
- 見開きで細かい文字を一度に撮ると読み取りにくいので、1ページずつ撮ります。
うまく読めないもの
- 図や写真そのもの。アプリが読むのは文字です。グラフや地図の絵を説明してくれるわけではありません。
- 数式や化学式。記号が多いページは、文章の部分に比べて読み上げが不自然になることがあります。本文の説明を聴く用途に向いています。
- ぼやけた写真や極端に斜めの写真。文字が認識されないことがあります。撮り直してください。
知っておきたいこと
Outloud Readerは本の販売アプリではなく、あなたが持ってきたページを音声にするアプリです。ブックの作成にはインターネットが必要ですが、できあがった音声は端末のライブラリに残り、オフラインでも聴けます。同じブックをもう一度再生しても、ページは消費されません。音声ファイル(MP3など)として書き出すことはできません。
お金の面では、ダウンロードは無料で、最初のいくつかのページも無料です。それ以降はページのパックかPremiumで、料金はアプリ内に表示されます。登録やログインは必要ありません。
学習のしかた全般は学生向けのページ、撮影の手順の詳細は写真から音声にするガイドにもまとめています。